ロリポップサーバにconcrete5をインストールする手順

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今回はフロントエンド側からコンテンツを追加編集できるCMS、concrete5を初めて触ってみる方向けの記事として、サーバインストールの手順をまとめてみました。尚、ここでの検証環境としては「concrete5 v5.7.5.9」、ロリポップの契約は「ライトプラン」となります。

それでは順を追って確認をしていきましょう。

インストール前の注意事項

ロリポップサーバーに他のCMSが既にインストールされている、かつ契約プランがライトプランに該当する方はphpMyAdminの操作に慣れている必要があります。スタンダードプランやビジネスプランはこの注意事項の限りではありません

もしあなたがphpMyAdminの操作に慣れていない、または内容把握が難しい場合、リスクが伴う作業が発生するので専門の知識ある方に依頼することをオススメします。

サーバの機能要件

今回ロリポップで動作確認済みとなりますが、サーバの前提条件として公式サイトに以下のような記載があります。

concrete5.7以降のバージョン
・PHP 5.3.3 以降(PHP 5.6 もしくは 7 を推奨)
将来リリース予定の concrete5 Ver.8 より PHP 5.5.9 以降が必須となります。
・PHP モジュール:
CURL, zip, mcrypt, openssl, GD(要freetype), mysql (PDO Extension), mbstring, iconv (Zend Locale用に必要)

concrete5.6以前のバージョン
・PHP 5.2.4 以上 (PHP5.3以上を推奨)
・PHPモジュール:
CURL, zip, mcrypt, openssl, GD(要freetype), mysql, mbstring, iconv(Zend_Localeのために必要)

今回はロリポップサーバのライトプランなので特に気にする必要はないかと思いますが、うまく動かないなどの際に詳細なサーバ機能要件を公式サイトより確認してみるとよさそうです。
http://concrete5-japan.org/about/requirement/

concrete5のインストール手順

それではインストールの手順について確認をしていきましょう。

1)  公式サイトからConcrete5本体ファイルを取得します。
http://concrete5-japan.org/about/download/

2) ダウンロードすると、concrete5.7.5.9.zipという名称でzipファイルがあるため解凍をします。
解凍をすると以下のようなファイル及びフォルダがあります。
/application/
/concrete/
/packages/
/updates/
/index.php
/LICENSE.TXT
/robots.txt

3) 解凍したファイル、及びフォルダをFTPクライアントソフト(ここではTransmitを利用)でロリポップサーバにファイルを一式転送をします。パーミッションについてはそれぞれファイル644 / フォルダ755であることを確認します。

1_ftp_uploads

4) ブラウザでファイルを設置した先にアクセス(index.phpの階層)をします。パーミッションに問題がないと以下の画面が表示されます。LanguageからJapanese(Japan)を選択します。

2_browse_and_cocrete5_install_wizard

5) 必須項目をチェック、より全て問題ないことを確認します。PHPのバージョンや必要な情報が全て緑チェックになっていることを確認し、「インストールを続ける」を押します。

3_check_server

6) 次にデータベース情報を入力する必要がある為、一度インストール画面を離れ、ロリポップの管理ページに移動します。ログイン後、WEBツールよりデータベースから必要な情報をメモします。「サーバー」「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」の4つが必要となります。もしデータベースを利用したことがない場合、データベースを最初に作成します。作成後、照合順序が「utf8_general_ci」であることを確認しておきます。

4_lolipop_database

7) もう一度concrete5のインストール画面に戻ります。以下の画面が表示されるので、サイト情報のほうにはサイト名、通知が飛ぶ際のアドレス、及びログイン時のパスワードを入力します。データベース情報には先程メモをした情報を入力します。
サーバー:mysql**.phy.lolipo.jp
MySQLユーザー名:LA********
MySQLパスワード:定義したパスワード
データベース名:LA********-******

5_install_concrete5

8) 初めてConcrete5を触る方は「フルサイト」を選択しましょう。続いて「concrete5をインストール」をクリックします。

6_choose_sitetype

9) ここで下記のようなエラーが出る方もいると思います。これはロリポップで利用しているデータベースのテーブルが既に空ではなく他のWordPressなどのCMSをインストールしている場合エラーが表示されます。下記画面が表示されない場合には13)に遷移をし、表示される場合には続いて10) を確認していきます。

7_concrete5_install_error

10) 再びロリポップの管理画面に遷移をし、WEBツール>データベースより、phpMyAdminを開きます。

open_phpmyadmin

11) エクスポートタブを開き、全てのテーブルが選択されていることを確認し、「実行」よりエクスポートを行います。この際エクスポートがタイムアウトなどで正常にエクスポートできていない場合、全てのテーブルが取得できません。後から復元ができなくなる為エクスポート後全てのテーブルが存在するか確認をしておくことをオススメします。確認をするにはローカル環境でデータベース復元を行い、phpMyAdminから「構造」タブにあるテーブル数(キャプチャでは106)、行数(ここでは82,417)あることを確認します。

8_select_database_table

12) 上記バックアップを取得したら、「すべてチェックする」より「削除」を選択し、一度全て削除を行います。※この後concrete5インストール後に既存のテーブル復元を行います。

13) 削除後、concrete5の画面に戻り、再び「concrete5をインストール」ボタンを押します。下記のような画面になれば正常にインストール中です。

9_install_progress

14) 無事インストールが完了すると下記画面が表示されます。

10_install_complete_concrete5

15) 「サイトを開く」を押すと、「基本を学びましょう。」画面が表示されます。

11_startup_concrete5

16) また、phpMyAdminの画面に戻ると、下記のようにconcrete5 v5.7.5.9では248テーブル追加されていることが分かります。

12_concrete5_database_tables

17) 以上でconcrete5のインストールは完了となります。

18) 予め9の手順でphpMyAdminの既存テーブルを消してしまった場合には、ここで復元をします。phpMyAdminを開き、「インポート」タブよりアップロードファイルを選択し、先程エクスポートしたファイルを選択し、インポートを行います。既存のデータベースを利用するサイトが正常に閲覧できれば完了です。

いかがでしたか?インストール時の参考になりましたら幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございます!

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