購入前に知っておきたいGoogle Homeの使い方(レビュー)
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Google Homeとは?
日本では2017年10月6日に発売が解禁された、Google製のスマートスピーカーのことで「Google Home」と呼ばれています。時を同じくして、LINEからは「Clova WAVE」、Amazonからは「Amazon Echo」が発売などまさに群雄割拠になって盛り上がってきてます。
それぞれのスマートスピーカーには人工知能(AI)が搭載されていて、Google Homeには「Google アシスタント」というちょっと機械的な名前がつけられてます。Amazon製のAIはAlexa(アレクサ)など親しみやすい名前がついてたりしますね。
スマートスピーカーはざっくり、人が発話する「音声」を起点に調べ物をしたり、音楽を内蔵スピーカーから再生したり、家電を操作できるものです。別になくても生活は全く困らないし、ただ最も身近な人工知能の接点とも言うべきか、少し生活をリッチにできる感じのものです。
Google Homeをどこで買うか?
あまり熱意もない中よもや勢いで、ビッグカメラ渋谷店でGoogle Homeを購入することになりました。
単体購入だと、1個あたり15,120円ですが、
2個を同時に購入すると1個あたり10,000円!
購入時は、あまり機能もよく知らず後輩とノリで一緒に買ってしまいました。
ただオンラインでも同じセット価格で売っているようですね。 (10/31までの期間限定セールのようです)
ビッグカメラ:
Google Home GA3A00538A16 2台同時購入でお得なセット
今だと価格.comで買うのが一番安そう。
まずは開封してみる
早速家について出してみます。
意外としっかりした厚手の箱で、高級感があります。
Google Homeの箱を空けたところ。箱の面積よりだいぶ小さめなGoogle Homeが出てきました。
一通り並べると説明書などの紙が3枚、電源アダプタ、Google Home本体が内包されています。
さっそく電源アダプタを後ろに挿しつつ
電源をいれると上部が点滅しました。これで起動は完了ですね!
続いてiPhoneユーザーなので、無料の専用のiPhoneアプリをApple Storeから落とします。「Google Home」
アプリをインストール、初期設定が完了すると全て完了です。
※途中セットアップにあたりWi-Fi接続が必要となりますので、予めWi-Fiネットワーク環境が整っている必要があります。
またWi-Fiが繋がらなくなるとネットワークに接続してと怒られてしまうので、場所移動の際は注意が必要です。
何ができるの?
まずは「OK Google」というか「ねぇ Google」どちらでも反応するので好きな方で呼びかけをします。
滑舌が悪くても反応しますし、小声で言っても反応するので恐ろしく感度が高いですねw
また日本製のものに限り「Google」を「グーグル」「ぐぅぐる」のような発音で通じますが、海外製のだと「ゴーグル」でないと反応しないとか発音の良さが必要だったりするそうですね。
早速使ってみます。
1.音楽を流す
Google Homeの音楽は、Spotifyと連動して音を再生します。
https://www.spotify.com/jp/info/
基本利用は無料で利用でき、SpotifyのPremiumプランを契約することで4,000万曲楽しむことができるようになります。
まずは音楽を流してみましょう。
「OK Google、ラジオを流して」 → 「Spotifyで再生します」 ※適当な楽曲が流れます。
そして意外と音量が大きい・・。ボリュームは本体をなぞると1~10まで変更できますが、5ぐらいだと既に爆音感があります。。バスが効いてるのでズンズンするので夜だと騒音になっちゃいます。1mぐらいの距離だとボリュームは「1」でもいいぐらいのレベル。夜ひっそり流すには更に小さくしたいところ。
「OK Google、ボリュームを0.5にして」 → (点滅して0.5に)
続いて微妙な曲の場合、スキップができます。
「OK Google、次の曲にして」 → (点滅して次の曲に)
そしてGoogle Homeセットアップ時にログインをしたGoogleメールアドレス、パソコン上でもSpotifyをインストールしログインをするとパソコンからも操作が行えるようになります。
その他、ジャンルで流したい場合は「OK Google、ポップを流して」であったり、アーティストで流したい場合は「OK Google、コールドプレイを流して」なども利用できます。
ただ、無料枠のためか、呼び出したいアーティストの楽曲が流れないことも普通にあり、
「OK Google、オースティン・マホーンの曲を流して」→「オースティン・マホーンのプレイリストを再生します」
というのに実際に流れるのは「アリアナ・グランデ」だったり‥。ジャンルはそう遠くないのが流れる印象ですが、そこら辺の許容が必要そうです。狙った曲を流すにはPCに入れたSpotifyから曲を選ぶのが早いかもしれません。
2.天気予報を聞いてみる
「OK Google、明日の天気は?」 → 「明日の(住まいの市区町村)は最高気温17度、最低気温13度で晴れるでしょう。」
「OK Google、8日の天気は?」 → 「水曜日の(住まいの市区町村)は最高気温14度、最低気温10度で曇り一時雨でしょう。」
「OK Google、来週の天気予報は?」 → 「(住まいの市区町村)は明日から今度の月曜日まで曇りでしょう。(住まいの市区町村)の最高気温は明日から木曜日までは20度台前半でしょう。その後次の月曜日まで16度前後の予想です。(住まいの市区町村)の最低気温は明日は11度前後でしょう。土曜までは13度前後の予想です。また次の月曜日まで9度前後の予想です。」
短いのはいいですが、返答が長くなるようなものだと、上のようにちょっと合成音声で言われるのはキツい感じがありました。
3.乗換案内を聞いてみる
「OK Google 、新宿駅から渋谷駅には何線に乗ればいい?」 → 「すみません、お役に立てそうにありません」
ちょっと聞き方が悪かったようです。
「OK Google、新宿駅から渋谷駅」 → 「新宿駅から渋谷駅まで電車で行く場合、0時47分の山手線に乗るのが最適ルートです。所要時間は約7分です。」
「OK Google、木曜日の13時に新宿駅から渋谷駅までのルートは?」 → 「すみません、よくわかりません」
複雑な質問への応答は難しそうです。
4.調べ物をしてみる
「OK Google、アメリカの首都は?」 → 「アメリカ合衆国の首都はワシントンDCです。」
「OK Google、大阪の観光名所は?」 → 「大阪市の観光スポットとしてはユニバーサル・スタジオ・ジャパン、大阪城、海遊館などがあります。」
これはちょっとした時に便利そうですね。
「OK Google、ビットコインについて教えて」 → 「Wikipediaではビットコインとは、公共トランザクションログを利用しているオープンソースプロトコルに基づくPeer to Peer型の決済網および暗号通貨である。とされています。」
Wikipediaを読み上げるようです。
「OK Google、Appleについてどう思う?」 → 「その会社について色々検索できますよ。」
あくまで検索をさせ意見は言わないようです。
5.計算してみる
「OK Google、2×3は?」 → 「2×3は6です。」
「OK Google、62÷3の余りは?」 → 「すみません、お役に立てそうにありません」
なるほど‥。
6.スマート家電との連携
残念ながら我が家にはスマート家電がなく、、いわゆる連携は「Google Home」⇔「パソコン」⇔「iPhone」のみしかできませんでした。
ただ、いわゆる対応してるデジタルデバイスであれば「LED照明」や「テレビ」の操作が出来たりするので日常がちょっと便利そうです。
7.それ以外に何ができるか
他にも色んな用途があり、「タイマーを5分後にセット」といったタイマー機能であったり、「今日はどんな日?」で一日の総合ニュースを手短に教えてくれたり。
ただ実はもっとギークな機能があり、IFTTTというサービスと連携させるとより様々な機能を利用することができます。
IFTTTはGoogle Home専用のサービスではなく、その他様々なサービスと連携できますが、Google Home用の機能も複数用意されています。一つ一つが機能であり、それぞれ「Connect(接続して有効化)」すると機能を利用することができるようになります。
https://ifttt.com/google_assistant (英語)
例えばIFTTTのページにある「Create an event on your iPhone’s Calendar with Google Home 」を利用すると、iPhoneのカレンダーに、Google Homeから予定を追加したりすることができます。英語や設定に抵抗がなさそうな人は活用してみるといいかもしれません。
Google Homeのメリット/デメリット
ざっと駆け足でGoogle Homeの機能をレビューしてみましたが、最後に所感を書いてみたいと思います。
Google Homeのいいところ
- 価格が安くお手頃なので、あまり損をした気分にはならない。
- 質問は何ができるか、最初は学習コストが少しあるものの、覚えると音声操作が手軽。
- ハンドフリーで操作できる快感がある。
- お任せで音楽再生ができるので、新しい音楽と出会いがあるかも。
Google Homeの微妙なところ
- 人工知能ということで、期待しすぎると期待はずれになるかも。賢さはまだない感じ。
- スマート家電が家にないと、普段は音楽再生プレーヤーになるかも。
- 音質にこだわる人だと、中低音が強くスピーカーが物足りないかも。
買ってよかったか?
なんだかんだで、買ってよかったかなと。今時代的にこういう流れになってるんだなと思い、今まで「音声操作」に慣れてくるタイミングがなかったのでちょっとした刺激になりました。
機能的にはGoogle Home MiniとGoogle Homeは同じらしいものの、違いといえばスピーカーと音声のボリューム操作方法ぐらい。機能だけ抑えられればいい人は「Mini」がお勧めで、音質を求める人には「Google Home」がいいかもしれません。
その後2ヶ月後
主に音楽再生のためのスピーカーとして利用しています。
それスマートスピーカーである必要ある?というのはありつつ。
それまで音楽を聴く生活習慣の中心がAmazon Musicだったんですよね。それがGoogle Homeと連携しているSpotify、やはりスマホからの連動再生がスムーズだったりで便利さを感じてしまいました。
Spotifyのいいところはプレイリストが存在していて、その楽曲が好きな人はこんな傾向があるはず、ということで新しい音楽との出会いがあるところです。新しい音楽を発掘するのに疲れちゃってる自分にとってはとても楽に手軽に音楽を聴けてるのでGoogle Home x Spotify生活になっています。